飛来、落下

事故事例対策シート

不安全行動事例

1.手に持っていたモノが落ちる
2. 石油缶が落ちる
  • 倉庫内のパレットラックなどから落ちた石油缶が起因となって、主に頭部を負傷した事例。
    倉庫内の2段目以上に保管されている石油缶は、無理をせずフォークリフトを使用することでリスクが軽減される。
  • 飛来落下事例5
  • 飛来落下事例6
  • 飛来落下事例7
3.固定物が落ちる
  • 器物を支えている治具が緩んで落下したことに伴い負傷した事例 落下することにより負傷するリスクを伴う器物はスタンドなどを用いて固定するなど、工夫が必要である。
  • 飛来落下事例8
  • 飛来落下事例9
4.倒壊
5.その他

上記4項目にて分類ができない事例。

  • 攪拌機の羽根を交換中、固定せずに他の作業員と会話していて羽根が左手に落下。
  • 飛来落下事例14
  • フォークリフトにてドラム4本載せたパレットが割れて2本落下。状況を確認しようとした時にパレット上の残りのドラムが足の上に倒れ、左足付け根を骨折。
  • 飛来落下事例15

実際に発生した負傷例

1. 足の負傷(甲、指)
2. 足の負傷(甲、指以外)
3.頭部
4.顔
5.肩
6.手

安全対策事例: 事故防止基本対策

1.事例分析により効果が考えられる対策
・保護具の着用
飛来・落下に対する事故防止として、効果が考えられる保護具はヘルメットと安全靴であるが、安全靴は保護プレートのない部分に落下することにより負傷につながっている事例がある。保護具を着用したことによる過信は禁物である。
日塗工「作業安全衛生ハンドブック」の活用
日塗工「作業安全衛生ハンドブック」の活用
・治具の作製
倒壊するおそれのある不安定な作業においては、治具を作製して使用することによりリスクを軽減した作業につながる。
不安定な器物を固定する台車を作製
不安定な器物を固定する台車を作製
・フォークリフトの使用
落下により負傷のおそれのある倉庫での石油缶の取り扱いに関しては、フォークリフトを使用することにより事故防止につながる。
フォークリフトの活用
倉庫のラック2段目以上の場所からの石油缶取り出しなど、高所からの重量物の取り扱いはフォークリフトの活用など、落下による負傷リスクの低減化を図る。

行動教育事例 

1.作業標準の作成

・曖昧な基準やルールを明確にして従業員への教育を行う。

ポイント使用上のチェックポイント 

(1)掲示物の確認

・必要に応じて職場への注意喚起の掲示を行い、日常的に確認を行う。

(2)作業標準書の確認

・作業の実施内容が不明確な際には作業標準を確認する。


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